この記事はナンダカフラリの個人的な主張でありブログを代表する意見ではありません。

昔、2000年代のころ、多くの人がそうであったように、私もネットの世界に浸っていた。
そして当時はネットといえば―おそらく日本にとって不幸にも―2ちゃんが代表的なサイトだった。
匿名だからこそ真実が語られるはず、というどうしようもない価値観の下でやりとりがあった。
当時の代表的な板といえばニュース系の通称+板だろうか。
私もそこでコメントをした経験がある。
しかし、私は+板の雰囲気になじめず、そこから去り、さまざまなところを何となく見ていた。

そこでなんとなく空気が合いそうな板を見つけた。
それが通称ビジ板だった。
なぜそこに居つくようになったのかは具体的な理由は今では思い出せないが空気があっていたのは間違いないと思う。
それでビジ板住人となることを決めたのだった。
だが、ビジ板は書き込みが少ないうえに話題の内容も難しい。
当時は知識もなかったので当然何かを書き込もうとしても書き込めるようなことはほとんどなかった。なにより怖さがあった。
お互いに殺意を抱いている殺伐とした雰囲気がみなぎり、
記事の内容のよしあしはしつこく吟味され、
たびたび「ビジ板も質が落ちた」というコメントが出て、
朝鮮日報のソースでスレが立つとすぐに「東亜板でやれ」とコメントされるのが常だった。

それでも居ついていた。何もなかった自分を引き上げてくれそうな何かを感じていたと思う。
実際当時は嫌韓が大流行していたが、何かを嫌うことが自分の価値を高めることだという妄想に私はほとんど染まることはなかった。
逆に当時のビジ板に影響され、+板の住人を国士様と、東亜板の住人を群れないと何もできない雑魚と、心底軽蔑していた。
そして何より大きかったのは2ちゃんねるというサイトに、そしてねらーであることに何の価値も感じなかったことだ。
そしてツイッターやフェイスブックが流行り始めたとき、それを利用するのにあまり躊躇はなかった。

そして時は過ぎ2ちゃんねるは衰退した。トラブルが起きて名前も変わった今や、もうほとんど影響力はない。
良くも悪くも昔のようなただのアングラサイトと化した。
それでもビジ板の雰囲気が好きだったので寂しいといえば寂しい気持ちはあった。
しかしここ数年の間でその代替となるサイトが勢力を伸ばしていた。
それがNewsPicksだ。

NewsPicks―NP―とは何かといえば、一言でいえば実名で書き込むビジ板だ。
ある意味ビジ板とは真逆のはずなのだが、ビジネスを語る場である故か雰囲気が似通っている。
というより、多くのピッカー―NewsPicksを利用する人―やそもそもNPを作った人は絶対に元ビジ板愛好者だ。
ビジ板に居なかった人には分かりづらいだろうが、ところどころにビジ板はこうだったらよかったのに、という仕様になっているのだ。
ということでビジ板に寄る必要性もなくなったので本当に本格的に旧2ちゃん、5ちゃんを見ることもほとんどなくなった。

ただ、ビジ板に愛着はあることはあるので、こういうことがあったらおもしろいのにというのがある。
それはNPとビジ板を比較する記事が書かれ、それをソースにNPとビジ板で話題になる、ということ。
いったいどういう流れになるだろうか、と考えるととてもワクワクするのだ。