巡洋艦インディアナポリス。
日本ではマイナーだがアメリカではとても有名な船らしい。なぜかというと終戦間際の原爆輸送後に日本の潜水艦によって沈められた船だから、というのが要因のようだ。
この記事はナンダカフラリの個人的な主張でありブログを代表する意見ではありません。

もちろん、それだけではない。沈められた責任を取らされて艦長が軍法会議にかけられたこと、沈められた後の乗員の漂流中の過酷な体験、などなど。有名なハリウッド映画、ジョーズにもその名が出てくるのだとか。そして、近年ではこの件での軍法会議を題材にした映画もあるそうな。
と、色々あってアメリカではとにかく有名のようだ。

そして空母信濃。
ちなみにインディアナポリスの艦長が罪に問われた理由はジグザグ運動をしなかったからだが、そしてそれは実は日本の空母、信濃と関係している。


によれば信濃を沈めた潜水艦、アーチャーフィッシュの体験が例として挙げられ、それが罪の根拠とされたというのだ。当時、信濃はジグザグ運動で航海しており、これが対潜戦術としてとても有効だったいい例だと思われていたということだ。
結果として信濃は沈んだが、それはそもそも未完成にも拘らず無理に動かしていたからで、実際に当時の信濃は速力が3分の2しか出ず、アーチャーフィッシュの艦長は完成された状態の速力であれば追いつけず撃沈は出来なかったとはっきり言っている。
ということで責任があるとされたのだが、そもそも、インディアナポリスは軍上層部からの無理な要求を突きつけられていた。なんと、この艦は護衛無しの単独行動を命じられていたのだ。
そして軍上層部の無理な要求を突き付けられていたのは信濃も同じだ。この2隻は戦争の醜い一面をよく表している思う。

そして、現代。艦これやらアズールレーンなど軍艦を題材にしたゲームはあるが、これもまた戦争の醜さを潜伏的に表していると思う。 インディアナポリスはアズールレーンに登場するようだが原爆ネタで炎上した。まして信濃は艦これにすら出てこないのだ。


都合が悪ければなかったことにされる、ということだ。

ちなみにこの本の一番の読みどころは、捕虜のくせに空母エンタープライズを見せてほしいと米軍にねだり、そして本当に見学してしまう、という信濃と全く関係しない著者の自慢話だろう。
軍人さんの思考回路はやはり一般人には理解できないな、ということを知れるいい本だと思う。
というわけで、皆読もうぜ。